こんにちは。
前回の更新からまた日が経ってしまいました。
全然更新してないのにアクセスが度々あり、何が読まれてるのかと思えば、学振のやつでしたね…
そんなに良いこと書いてるわけじゃないんですが…
さて、今回はタイトルにあるように、研究と結婚と妊娠についてです。
私はいわゆる女性研究者ですので、結婚と妊娠については付き纏う問題(?)です。
結婚について
実は、3年程前に入籍しました。
相手も研究者なので、よくある研究者同士の結婚ですね。
お互い研究者だと、両家の理解もかなり得やすいです。
結婚当時は私も夫もポスドクでした。
将来が不安といえば不安でしたが、どうせ結婚するのに就職が安定しないからといってずるずる引き伸ばすつもりはありませんでした。
結婚の決め手になったのは、私の博士卒業です。
すでにお互い結婚するつもりでいましたので、私の卒業を待ってもらっていた感じです。
結婚して良かったことは、1人で暮らすよりもQOL (Quality of life)が上がったことです。
ちなみに、お互い、いつどこへ異動になるかわからない職業なので、入籍前から2年ほど同棲していました。
一人暮らしの時は、やりたい放題で結構めちゃくちゃな生活をしていました。
結婚して一緒に住むようになり、相手がいるから…とまともな生活を心がけました。
また、1人で暮らすよりも精神的にも安定して過ごせます。
何より、好きな相手と一緒にいられることが楽しいですね。(もちろん喧嘩もしますが。)
ところが、入籍して半年で向こうの異動が決まり、別居婚しておりました。
研究室のボスには、夫に付いていかないのかと聞かれましたが、私の頭についていくという考えはありませんでした。
だって自分のキャリアどうすんのさ…
ただ、これは夫も研究者だったから夫にも受け入れてもらえたのかなとも思っています。
パートナーの会社での異動とかだったらどうするんだろう…
それでも私は別居婚選ぶかな…研究者としてのキャリアは積みたいし。
妊娠・出産について
そして、別居婚が始まると同時に、私の妊娠が発覚しました。
確かに早めに授かりたいとは思っていましたが、まさかこのタイミングとは…
もちろん、産むつもりですが、ここで問題になってくるのは、産んだ後のことです。
当時、私はポスドクとして雇われていました。
雇用関係があるので、出産前後の産休はどう足掻いても取得できます。(ありがたや〜)
ただ、ポスドクというのは基本的に任期付きです。
そのため、タイミングによっては育休は取得できません。
私も取得できません。
さあ困った…
私には以下の選択肢しか残されていません。
- 仕事を辞めて夫の元に行き、育児する
- 仕事を辞めず、出産したら産休だけもらってワンオペ育児する
研究室のボスには、妊娠については伝えてありました。
ボスは独身貴族なので、妊娠を伝えたら、「じゃあ夫さんのとこ行くんだね〜」と言ってました。
まだ何も言ってないのに…
結局、任期が切れると同時に出産だったので、里帰り出産して
しばらく実家にお世話になり、
その後は夫の住む地方へと引っ越しました。
つまり、ここで私のキャリアは一旦ストップになったという訳です。
自分のキャリアについても相当悩んでいたこともあり、
1年間しっかり研究から離れて自分を見つめ直すのも良いかもしれないな。
そう思っていました。最初は。。。
いざ育児が始まってみると、そんなこと考える余裕なんて
ほとんど無い、怒涛の日々が待っているとは
思いもよりませんでした^^;
生まれた子はとても可愛いですが、3時間ごとの授乳、夜泣き対応に加えて
夫は育休は取らなかったので諸々の家事などで忙殺されていました。
子が9ヶ月近くになると段々とまとまって寝てくれるようになり、
一人遊びもできるようになったので、幾分か余裕ができました。
この辺りから、自分の今後についてよく考えるようになりました。
結局私は、また研究の道に戻ることを選択しました。
これもまた、今後どうなるかは全くわかりませんが、
一度きりの人生ですので、その時にやりたいと思ったことを
選択していこうと思います。
(現在の話はまた別の記事に書きます。)
研究について
やっと研究の話です…
まず、結婚と研究についてですが、上述したように私的にはなんのしがらみもなく結婚できました。
別居婚になってしまったけど、当時は月一で会えているのでとりあえずヨシとしていました。
周りの理解がなかったらこうはなってないんだろうな…
妊娠と研究についてですが、私の場合は正直、産むと決めたらあとはなるようになる、と思っていましたね。(笑)
無事生まれてこないことには何も始まらないなとも思っていましたし。
私は、産休に入るまでは仕事は続けていました。
ちょうど夫と別居し始めたこともあり、職場近辺に家を借りていたので
徒歩通勤していました。
コロナが怖かったので、電車通勤にならなかったことが良かったです。
(たまに出張で都市部に電車で向かっていました)
あと、当時は本当に何もわからなかった、というのが悩みでした。
分野の特色かもしれませんが、私の研究分野では女性が少なく、
結婚して子どもがいらっしゃる女性研究者はさらに少ないです。
同世代や一世代上の先輩方でもあまりいらっしゃらないので、誰にも相談できずにいました。
なので、このブログが少しでも誰かの役に立てれればなと思います。