博士の日々

博士研究員になりました。

ポスドクという道

みなさん

 

最後の更新から1年以上あいてしまいました。

その間に、コロナで大変な世の中になってしまいましたね。

私はというと、無事3年で博士を取得することができ、

幸運にもポスドクとして雇ってくださるところがあり、

現在はポスドクとして働いています。

任期付きなので、次のポストを見つけなければなりませんが、

ひとまず、路頭に迷うことがなくてよかったです。

 

以前に書いた、学振に落ちるということ、という記事が

たくさんの人に読まれているようで、

同じような経験をした方々がたくさんいるんだな、と

不謹慎?にも、安心した気持ちになっております。

読んでくださったみなさん、ありがとうございます。

 

現在でも、学振PDを出してはいるものの、

やはり落ちています。

DC1もDC2も学振PDも全て落ちている(面接にすらならない)私でも、

なんとかポスドクとして研究を続けられています。

 

運が良かっただけだ、自分には無いものだ。

と思われる方もいらっしゃると思います。(自分が同じ立場だったら絶対思ってる)

でも、私は、私自身が、現在の状況になってみて、

「もしかして、なんだかんだ生きていけるのではなかろうか」

などと、楽観的に思えてきています。

 

実際に、学振全落ちした人で、ポストがなくて路頭に迷った人って

そこまで多くないと思うんです。

なんだかんだ、みなさん、なんとか食い繋いでいるように見えます。

知らないだけかもしれませんが、知らない数もわからないので、比較にはなりません。

 

私は、これまで「学振にも通らない研究者は、研究に向いていない」

と、ずっと思っていました。

きっと、そう思っている人はたくさんいるんじゃないでしょうか?

ところが、私は、学振に落ち続けながらも、研究を続けていく課程で、

「もしかして、学振なくても研究ってできるのでは…?」と思い始めてきました。

 

ポスドクとして雇ってもらった環境が良いから、そんなこと言えるのでは?

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

雇っていただいていてこんなこと言うのもアレですが

ガチで早く辞めたいです(笑)

劣悪とまではいかないですが、雇用主が典型的なダブスタ野郎で、

「いつか私がお前を追い抜いてギタギタに潰してやるからな」

と、毎日思いながら仕事しています。(笑)

ちなみに、職場のストレスチェックでは今すぐ受診しろレベルでした。(受診してないけど)

 

そんな環境でも、雇ってもらえるだけありがたいと思いながら、

次のポストを探し続けているのが現状です。

(当たり前だが、雇っていただいたこと自体にはとても感謝しているし、しっかり仕事しようという気持ちは強い。ただ単純に、雇用主が嫌いなだけ。)

今年度では、いくつかの公募に応募しましたが、どれもお祈りされてしまいました…

出したのは、国立大学が3つ、国立研究機関が1つです。

国立大学のうち1つが、まだ結果が出ていませんが、きっと落ちているでしょう。

 

博士課程を卒業して、ポスドクになって、学振以外にも応募を出すことで、

「別に学振じゃなくても良くね?」

と言う考え方が芽生えてきました。

あと、国立研究機関とかのポスドクの方が、よっぽど給料と待遇が良いことに気づいたのも要因の一つですね。(笑)

今のポスドク先も、お給料は学振より少し下ですが、

福利厚生が充実しているので、とてもありがたいです。

 

そんなこんなで、瞬く間に過ぎて行ったポスドク1年目ですが、

もうすぐ、また、学振の時期がやってきます。

今年ももちろん出すのですが、また落ちても、別の公募に通れば良いかな

と言う気持ちで臨むつもりです。

 

学振に落ち続けているお仲間達方、また、後輩達、

研究者は、本当に、学振だけじゃない

いろんなところに応募して

やりたいこと、成し遂げたいことを見据えて

研究を楽しんでいこう

私もまだまだこれから

行けるところまで行ってみたい